この前、美容針をやってきたんだけどあざができちゃって…
これって痕が残ったりしない?治るのかな?不安。。。
美容鍼でできてしまった青あざ、気になりますよね…
で、最初に結論から言います。
安心してください!ちゃんと治りますよ!
今回は美容鍼で出来てしまったあざの正体とあざが出来てしまった時の対処法、
あざが出来にくるするコツなどをご紹介します!
美容はりでできたあざの正体
あざの正体は内出血です。
美容鍼だけではなく、鍼施術全般に言えますが、身体に鍼を刺すという特性上、出血・内出血のリスクはどうしても避けられません。
特に美容鍼の場合は顔に鍼を刺すので、内出血が出た際に目立ちやすいことと、顔は体に比べて血管も血流も密集して多い場所なので、 内出血の可能性が体より高くなります。
美容鍼ではなるべく内出血が出ないように施術を行いますが、施術者の技術がどれだけ優れていても上記の理由により内出血を100%防ぐことは難しいんです。
どれくらいで消えるの?
通常の内出血と同じなので、消えるまでにかかる時間も同じくらいです。
体質などにもよりますが、通常は早ければ1週間、遅くても1か月のうちには自然吸収されて消えます。
美容鍼であざができてしまった時の対処法
1日目
美容鍼を受けてきた当日に内出血に気が付いた場合は、患部を冷やしてあげてください。
特に、施術直後やお風呂上りなどはしっかりめに冷やしてあげると良いです。
じゃあ、湿布で冷やせばいいかな?
この質問、よく聞かれます
実は、湿布や冷えピタなどの冷却シートは冷感があるだけで熱を取る効果はあまり期待できません。
患部を冷やすのは出血を止めるのが目的なので、ちょっと面倒でも氷や冷やしたスプーンなどを使って 5分~10分程度冷やし、しっかり熱を取ってあげてください。
2日目以降
2日目以降は温めると治りが早くなります。
蒸しタオルなどで患部を温め、血流を促進させます。
鎖骨下リンパや首のリンパマッサージと組み合わせるのも良いです。
なるべく血流を良くしてあげましょう。
ただし、内出血部分やその周囲を揉むのはNGです。
美容針であざは絶対できる?
美容鍼すると内出血(あざ)は絶対出るの?
正直、内出血(あざ)が出ない可能性の方が高いです。
当院の美容鍼では顔に鍼を30~50本程度刺しますが、内出血が出てしまう方の割合は1,2割です。
また、30~50本中出血があるのは0~5本程度、そのうち内出血となるのは0~2本程度です。
内出血がでたとしても顔中あざだらけ!なんてことにはなりませんのでご安心ください。
なぜ、出血してもあざにはならないものがあるのかと言うと、出血があっても血液がサラサラとしていれば、鍼でつけた小さな鍼穴から血液が体外に出てしまえば皮膚の下に血液が残らないのであざはできないからです。
逆に、血流が滞っていたり、ドロッとした血液の場合、鍼でつけた小さな鍼穴から体外に血液が出られず、皮膚の下に溜まってしまうと内出血となり、あざができます。
美容鍼で内出血しにくくする方法
- 睡眠不足で施術を受けない
- 使用する鍼を細いものに変更する
- 刺さない鍼を使ってもらう
特に大切なイベントの前に美容鍼をやりたいけどあざになってしまうのが心配な方は、内出血が出た時に目立ちやすい場所を避けて施術してもらうか、刺さない鍼を使っての施術に変更してもらうと良いかと思います。
どこの鍼灸院でも対応してもらえると思いますが、念のため施術を受ける前に変更できるか問い合わせてみると安心ですね。
鍼で内出血のリスクが高くなる人
- いつの間にか内出血ができている事がよくある方
- 加齢により血管壁が硬くなっている方
- ワーファリンなどの抗血栓薬(俗に言う血液サラサラのお薬)を服用中の方
- 体質や病気で出血が止まりにくい方
特に、3,4に当てはまる方は出血が止まりにくいので、内出血が出た場合にあざが大きくなりやすい傾向があります。
美容鍼を受ける際にはそのあたりも考慮して受けることをおすすめします。
まとめ
鍼治療では髪の毛と同じくらいの細さの針を使用しています。
鍼灸院にもよりますが、美容鍼の場合は身体に使う鍼よりさらに細い鍼を使う院も多いです。
それでも内出血を100%防ぐことはできないので、内出血が出にくくなるように施術前日は夜更かしせずにしっかり眠ってから施術を受けることをオススメします。
鍼で内出血(あざ)が出てしまっても、時間の経過と共に治っていきますので、安心して大丈夫です!