いたたたた…朝起きたら首が動かなくて動かなくなっちゃった。。。
こんな時、あなたはどうしますか?
今回の記事ではそんなあなたのお悩みを解決していきたいと思います!
寝違えの原因
実は、寝違えの原因ははっきりしていません。
整形外科などで行う検査や画像では変化がないのが一般的で、正確な原因であるという証拠はありません。
しかし、
就寝時に不自然な姿勢が続いて首の筋肉の一部の血流が阻害されて筋肉が異常緊張を起こしてしまった。
数日前~前日に慣れない運動や労働をしたことで一部の筋肉が痙攣したままになってしまった。
日頃の姿勢の悪さや蓄積された疲労、腕の使い過ぎにより筋肉の血流が悪くなったりすることで、筋肉の過緊張やけいれん、関節の炎症を引き起こすのが原因では?と言われています。
寝違えは冷やす?温める?
原因がはっきりしないため、何で痛みが出ているかによっても変わりますが、冷やすより温めた方が痛みが落ち着きやすいケースが多いです。
筋肉の異常緊張やけいれんからきている寝違えの場合、冷やすより温めた方が回復が早いためです。
自分はどっちの方がいいのか迷った時はプロ(病院、接骨院、鍼灸院)に聞いてみましょう。
それが難しい場合は、冷やすのと温めるのとどちらもやってみて、どちらの方が楽になるか自分の身体に聞いてみるのもオススメです。
寝違えでマッサージはしてもいい?
寝違えの状態をしっかりと把握できる人に、短時間やってもらうのはアリですが、基本的には、急性期(痛みが強い間。痛めた日から4日~1週間程度)の長時間マッサージはおすすめしません。
とくに、整体やもみほぐしは施術者が国家資格者ではない可能性が高く、施術者の技術や知識にかなりばらつきがあるため、よっぽど信頼している先生がいる場合以外は利用を控えた方が良いです。
さらに、家族などにとりあえず痛いところを揉んでもらう、は最悪なのでやめましょう。
また、長時間のマッサージはしない方が良いです。ほぼ100%痛みが強くなります。
寝違えでストレッチはしてもいい?
痛みが強く、動かせない時は無理にストレッチをすることはやめましょう。
痛みが出ない範囲でストレッチをするのはありですが、プロ (病院、接骨院、鍼灸院) にどんなストレッチをするのか、どの程度の範囲でやるのかを相談、指導してもらいながらやることをおすすめします。
受診するならどこへ行けばいい?
痛み止めが欲しい、レントゲンを撮りたい場合は『整形外科』一択
痛み止め(薬)を処方できる、レントゲンが撮れるのは医師だけです。
そのため、痛み止めが欲しい時は病院でドクターの診察を受けましょう。
病院ならどこでも痛み止めを処方してもらえると思いますが、首の痛み(運動器)を診てもらうなら、受診科は「整形外科」になります。
接骨院(整骨院)、鍼灸院、マッサージ院などには、相応の国家資格者が在籍していますが、医師ではありません。
よって、薬が処方されることは絶対にありません。
なるべく費用を抑えたい場合は「病院」「接骨院(整骨院)」へ
寝違えの場合は、 病院はもちろん、接骨院(整骨院)でも健康保険が使える可能性が高く、費用が抑えられる可能性が高いです。
接骨院(整骨院)は大きく分けて、『健康保険適応の範囲の施術を行ってくれる院』と『健康保険適応分と自費施術を組み合わせて施術を行ってくれる院』『完全自費施術の院』があります。
健康保険適応範囲と自費施術範囲の違いは主に施術内容のボリュームです。
健康保険の範囲では必要最低限の施術しか行えないため、それ以上の内容となると自費になります。
接骨院(整骨院)で健康保険を使って施術を受ける場合には、施術前に健康保険の取り扱いについて説明されるはずです。
その時に保険適応の範囲と料金、自費施術にかかる料金などについても確認されると安心です。
行ってから聞くのは聞きにくいな~という人は事前に電話である程度聞いてみるのも良いと思います。
なるべく薬は使いたくない。または、病院に間に合わない!人は「接骨院」「鍼灸院」
お薬はあまり使いたくない方や、忙しくて病院の受付時間には間に合わない!という方は、接骨院(整骨院)か鍼灸院がおすすめです。
病院に比べると接骨院(整骨院)、鍼灸院は受付終了時間が遅いところが多いです。
接骨院(整骨院)だと、テーピング等で首の筋肉をサポートする施術をしてくれたり、痛みを抑える電気治療や細胞を活性化する超音波治療などを行ってくれる院もあります。
そして、横になるのも辛いくらいのひどい寝違えの時や、全然首が動かせない!みたいな寝違いの時には、個人的には鍼灸院がオススメです。
あくまで私見ですが、鍼灸で早期の回復が期待できます。
いずれにせよ、一回で全然痛みがなくなった!なんてことには残念ながらなりません。
ただ、プロの力を借りることで早い回復が期待できますよ。
寝違えの基本的な治し方
痛みがでる動作をしない
痛みがある場合は、痛みが出る動作をなるべくしないようにしましょう。
痛みが出る動作を無理に続けていると、痛めている場所以外のところも筋肉が緊張しやすくなり痛みの範囲が広がってしまう可能性があります。
湿布や痛み止めを使う(おすすめ3選)
湿布は抗炎症・鎮痛のために使用します。
※湿布を使用する際は使用上の注意など必ず確認してからご使用ください。
ネックサポーターを使う(おすすめ2選)
整形外科を受診すると時々頸椎コルセットを処方されることもあります。
首を動かさなくても痛みがある場合や、姿勢を良くしていても痛みが出る場合は使用すると良いです。
テーピングをする(おすすめ2選)
貼り方は痛みの出ている場所によって様々なので紹介は割愛します。
youtubeで『寝違え テーピング』で検索すると色々出てきますので参考にしてみてください。
首のテーピングは自分では髪の毛にテーピングがからんでしまったり、テーピング同士がくっついてしまったりで非常に難しいので、人にやってもらうことをおすすめします。
紹介したテーピングはかぶれにくいので私も仕事でよく使っているものです。
テーピングは接骨院などで貼り方を教えてもらっても良いですね。
まとめ
私も昔、家族がひどく寝違えた時に「揉んでくれ」と言われ、気持ちはわかるけど、今の状態でマッサージは良くない。
今やると翌日痛みがひどくなるよ!と説明したにも関わらず、「どうしてもやって欲しい、翌日痛くなっても我慢するから」と言われ、しぶしぶマッサージしたことがありました。
案の定、翌日痛みがひどくなって「やってもらったら余計に痛くなった!」とクレームをいただいた事があります。
家族なので、今となっては笑い話ですが、患者さんでは笑い話にならないので、揉めるような状態ではない人に「痛くなってもいいから揉んでほしい」と言われても絶対に揉みませんし、私は鍼をおすすめします。
気持ちはわからないでもないんですけどね~
いかがでしたでしょうか?
この記事が少しでもあなたのお役に立って、お悩み解決につながれば嬉しいです。