こんにちは!茨城県那珂市で鍼灸マッサージ院をやっております、海老澤由子と申します。
今回は、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師の資格を持つ私が、マッサージと鍼の違いと私が鍼をおすすめする理由をお伝えしようと思います。
マッサージと鍼の違い
マッサージの特徴
服を着たまま施術が受けられる
厳密にはマッサージはパウダーやオイルを使って行う施術なので着衣ではないのですが、一般的にマッサージと聞いてイメージするのは指圧やあん摩、整体だと思うので、それらは着衣のまま施術が受けられます。
着衣のまま施術が受けられれば、着替えなどの手間がかからないし、肌を直接見られたり触られるのに抵抗がある方も安心して施術が受けられますね。
内出血のリスクが低い
マッサージは皮膚の上からアプローチするため、よほど強く押したり、こすったりしなければ内出血のリスクは低いです。
血流やリンパの促進
揉んだり押したりする圧刺激により、一時的な血流やリンパの流れを促進する効果が期待できます。
リラックス効果が得られる
程よい強さで行うマッサージはとても気持ちが良く、初めての方でもリラックスして受けることができます。
効果の感じ方
施術直後が一番楽に感じる方が多いです。
鍼の特徴
深部に直接アプローチができる
鍼はマッサージなどでは届きにくい深部の筋肉や筋膜にもダイレクトにアプローチをすることが可能です。
効果が長い
鍼を身体に刺すことで細胞に傷がつき、壊れた細胞を再生するために身体はその場所の血流を増やします。
細胞が再生するまで血流が良い状態が続くので、鍼後は血流が良い状態が維持されます。
βエンドルフィンによる鎮痛・リラックス効果
鍼を刺すと脳内ではβエンドルフィンが出ることがわかっています。
βエンドルフィンとは、脳内で働く神経伝達物質の一種で、鎮痛効果や気分の高揚・幸福感を得られます。
ランナーズハイの際にも出る物質で、ドーパミンやアドレナリンなどと同じ脳内麻薬の一種です。
当院でも施術中にリラックスして眠ってしまう方が多くいらっしゃいます。
肌を露出しないといけない
施術箇所にもよりますが、大なり小なり肌の露出が必要です。
消毒を行って鍼を刺していきますので、消毒はアルコールを使う院が多いので、アレルギーがある方は施術前にお伝えください。
内出血のリスクがある
鍼は、身体に鍼を刺すので内出血のリスクがあります。
ちょっとぶつけただけで内出血したり、血液サラサラのお薬を服用している方、加齢や持病などで血管が弱くなっている方はそれ以外の方に比べると内出血のリスクは上がります。
そういったリスクファクターのない方に関しては内出血のリスクは低いです。
内出血はぶつけたりしたときに出るものを同じなので、時間経過と共に自然吸収されていきますが、見えるところに内出血ができた場合は、人から心配されることがあります。
効果の感じ方
施術直後からスッキリした!と言われる方もいらっしゃいますが、比較的翌日~2日後あたりが一番調子が良いと感じる方が多いです。
私が鍼をおすすめする理由
- マッサージでは届かない筋肉にもアプローチができるから
- マッサージと比べて施術効果が長いから
- 脳内麻薬により痛みやストレスを軽減できるから
以上の理由から、私は断然『鍼』をおすすめします!
結論
鍼にはデメリットもありますが、それ以上のメリットがあります。
効果の持続も良くコスパが良いので、マッサージしたけど翌日には元に戻ってしまう…とお悩みの方にぜひ一度受けていただきたいです。
ただ、マッサージや鍼だけでなく、何のケアにも言えることですが、一度の施術で全ての不調が消失!は難しいので、今よりも不調に悩まない身体を手に入れたい方はぜひ継続してケアをしてみてくださいね!
ちなみに当院では、マッサージと鍼灸を組み合わせた施術を行っています!